ヴェネト州コネリアーノのコミューン、ドロミテ山脈の頂からヴェニスにまたがる丘陵スコミゴの中腹に位置しています。このエリアは常にベルーノ県からの北風が吹きこんでくる場所で、多様な土壌を持つ自然豊かな有数のワイン産地として知られています。カンティーナの持つ畑はコネリアーノ最大の単一畑の一つで、2本の楢の古木がそびえ立つ丘から広がる25ヘクタールの敷地を所有しています。畑には葡萄、オリーブ、ザクロの木が混在して育てられています。1800年までに製作された地図に楢の木々と葡萄畑が記されている等、一帯はカンティーナのシンボルである楢を以前から育てていた形跡があり、カンティーナでは使用していた巨大な樽をリサイクルし、テイスティングルームとして利用しています。
透き通る麦わらのような黄金色できめ細かな泡立ちで柑橘類の爽やかな果実やハーブが香ります。口に含むとクリーミーな泡がフレッシュで柑橘のフレーバーがフィニッシュを際立たせます。アペリティフや白身肉、魚介、リゾットやパスタとも良く合います。商品名は葡萄が収穫さ れ た エ リ ア に 因 ん で お り、Matiuは敷地の元所有者Matiuz
氏にあやかって命名されました。
商品名はヴィンヤード内で最も急な斜面の地帯Calvarioに因んでおり受難や試練といった意味合いを持っていますが、その味わいはフルーティでフレッシュ。きめ細やかな泡が口中を満たし爽やかな飲み心地が楽しめます。熟した果実の味わいに花の香りや柑橘類等がほのかに感じられ、アペリティフは勿論、貝類、キャビア、魚料理やパスタ等、幅広い料理とよく合います。
麦わら色の色味ですが、酵母菌が浮遊しているため、わずかに濁っている事もあります。フローラルでフルーティーな非常に繊細な香りが楽しめます。微かに柑橘類とドライアプリコットが香ります。味わいは、穏やかで繊細な泡に、上質な果物の香りが現れます。ピリッとした辛口の後味のスパークリングワインです。製造工程で足によって固有の酵母を植え付け、新鮮なうちに発酵させています。酵母菌での瓶内二次発酵をしています。
プロセッコのスティルワイン。泡を閉じ込める工程を行っていません。古い時代から今に至るまで葡萄生産農家で日常的に飲まれ長く親しまれているワインです。色合いは少し緑がかった麦わら色をしており、白い花やレモンの皮のフルーティな香りが広がります。フレッシュで心地よい酸とフルーティなアロマが長く続き、泡立つことでマスキングされがちなプロセッコの繊細な味わいやミネラル感が存分に楽しめます。モレ―ネという商品名は使用されている葡萄の産出ブロックの土壌、モレーン(氷堆積)に由来しています。
現在では生産量が減少している土着品種のマルツェミーノを使用した、コネリアーノならではのワインです。色合いは綺麗なルビーの赤色で、少しつぶしたワイルドベリーとほのかにバルサミコが香り、エレガントで円みのあるモレロチェリーの味わいを滑らかなタンニンが包み込んでいます。マルツェミーノのコクと長く続くフィニッシュが魅力的なワインに仕上がっています。ブルスカーデというネーミングの由来は剪定という意味の方言bruscarから来ています。